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rotring(ロットリング)
ドイツ

ハンブルグのユニークなペン「Tintenkuli(ティンテンクリ)」
1928年、ドイツ商人のウィルヘルム・リープは、アメリカ旅行中に立ち寄った産業博覧会で出会ったパイプ状のペンに着想を得て、常に一定のインクが出る中空式(ニードル)のペンを開発します。パイプ状のペン先と調節用ワイヤーによって、インクの流れを制御するユニークなデザインのこのペンは、瞬く間に評判となり、「Tiku(ティク)」の愛称で世界中で大評判となります。
高精度のシンボル「roter ring(赤い輪)」
1953年、第二次世界大戦による工場の焼失を乗り越え、ティクを基に現在の製図ペンの原型となる「ラピッドグラフ」を開発。“正確な線こそ美しい線”をコンセプトに開発されたラピッドグラフは、それまで主流だったカラス口に代わり、製図・デザインの現場に不可欠なツールとして大好評を得ます。のちの社名の由来となる、製品のボディにデザインされた赤い輪「roter ring」は、ロットリングの名とともに、高精度なペンのトレードマークとして世界中に定着しています。
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